共感百景
共感百景行きました。加藤千恵さんの振る舞いを楽しみ、共感詩をいつものように楽しみ、MCの劇団ひとりさんと東京03の豊本さん・辛酸なめこさん・キング高橋さん・オアシズ光浦さんそれぞれのMCとのお話を楽しみ、トリプルファイヤー吉田さんの相変わらずのネガティブや悪意と偏見に満ちてはいるけど、見事な言い回しの詩に笑わされました。あと腕の細さにビックリしたりしました。あんなに細かったっけ?
一試合目は
辛酸なめ子・キング高橋・小田原ドラゴン・トリプルファイヤー吉田
テーマはお金。解説は豊本さん。
親から届いた小包の中売れないものがないか探してしまったというトリプルファイヤー吉田さんの詩に大の付くクズっぷりを一発目で発揮していました。
豊本さんはひとりさんに冒頭婚約したことを聞かれたので解説中はずっと婚約者のミスモンゴルさんと師匠の大仁田さんの話を中心にしていました。
プロポーズの話からまだ籍を入れていない理由や結婚式はやらないのか?とメンバーから聞かれた話などいろいろ。結婚式を進める03メンバー、そしてプロレスラー呼ぶと大変だからと別にいいよと気を使って断るフェアンセ。両方ステキ。
あと大仁田伝説をいろいろ。
最後に「豊もっちゃんは奥さんをなんて呼んでるの?ミスモンゴル?」とひとりさんが聞くと「それはリングネームだから家では呼ばない」と否定。じゃあなんて呼んでるの?と聞いた答えが「モンさん」っていうのがね、可愛いしか感想がなかったですよ。
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二試合目は
キング高橋・DJみそしるとMCごはん・オアシズ光浦・小山健
テーマはマナー。解説は辛酸さん。辛酸さんの独特な間の話が楽しい。
初登場小山健さんが、昔感じた自分の母親ことに対して気を使っていたこと=マナーとして発表。悲しい空気が流れていましたよ。DJみそしるとMCごはんさんのハゲていることを最初にいじることで周りが言えなかったモヤモヤしていたことにあえて触れるという勇気と逆算的マナーの共感詩。
芸人を始めるのが遅かった高橋さんは、年下の先輩という人が多いらしく敬語で話しておいて良かった人、失敗した人の話を。ちなみに失敗した人は、永野さん。芸歴が下だと思ったらしいです。なんかわかる気がする。
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三試合目は
03豊本・小山健・辛酸なめ子・オアシズ光浦
テーマはゴミ。解説は高橋さん
光浦さんのタバコの空き箱で傘を作る、ゴミでさらにゴミを作るという意味の共感詩。光浦さんはこういうのが大好き。最優秀共感詩。辛酸さんの生ゴミという発想から能年ちゃんを心配する詩。小山さんの女性3人ぐらいでやってるグループ展のDMはこれには心当たりがありまくりで大爆笑(自害も込めて)。
解説ではひとりさんが高橋さんの冤罪の話を新鮮に聞いていました。
事件は8年も前だし、もうこの話はお笑いライブではいじられ放題だし、高橋さんの返しも見事なので、最近は冤罪だってことを言わないまま終わってしまうほど、その界隈では有名な話ですが、お客さんもいつもお笑いライブに来ていなさそうな人もいた雰囲気もあり、いつもより誤解ないよう丁寧に当時の思い出を聞かれては答えていたので、改めて、えらいことに巻き込まれたな、高橋さんが今ここに立って芸人をやってるの奇跡だな、と思わされました。
その中でも久しぶりに聞いたエピソードや忘れかけてたエピソードさらにライブにも来ないし3日間誰も連絡が取れなかったから「死んだと思った」とプレイヤーの豊本さんがさらりとコメントをしていて、豊本さんの冷静なキャラクターのせいもあってか当時の事件性の壮絶さを改めて知ることになりました。
だから近年ライブで衰えることなく笑いに昇華できているという意味でも奇跡の事件だと思っています。
テレビでは見れないお笑いの種類の一つですよ。
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四試合目は
03豊本・DJみそしるとMCごはん・トリプルファイヤー吉田・小田原ドラゴン
テーマは孤独。解説は光浦さん。
小田原ドラゴンさんの「幸せにしてやる嫁がいない」のかっさらいっぷり。同時に小田原さんに興味が行き、どんな女性が好きなのかなど聞かれていた。好みのタイプは篠崎愛さん。
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初登場DJみそしるとMCごはんさんは声も話し方も可愛くて、出す句もちゃんと共感できて短めだけど惹きつけられるし、説明聞いたら深いし面白いしで最高かよ。ナイス人選。共感百景は毎回いろんなジャンルから集まってきてるのにハズレのなさがすごいですね。
加藤千恵さんもさすが以前から共感百景が好きだと公言しているので選んだ詩もハズレなし。ただラジオでギャラの話を一切されていないとおっしゃっていたのが心配です。
簡単ですが、このへんで。