僕は空想しプランを立てる

お笑い用ブログ

読書ナイト

『海辺の週刊大衆』出版記念「読書ナイト」見に下北沢B&Bへ行ってきました。

メンバーは著者のせきしろさん、バッファローAさんキング高橋さんとギースの計5名。いつものメンバーで本に囲まれた空間の中5人で本の話をする最高のイベントです!

 「俺のイベントだから!」とせきしろさんが威勢良く乾杯をしたあと「…俺、もういい」「仕切れなくなってきた」とすぐに弱音を吐いたところでイベントスタート。

本を出すきっかけや経緯、期間はどれくらいかかったかなぜ週刊大衆なのか、など基本的な質問をメンバーがせきしろさんにぶつけていきます。

途中せきしろさんが本をじっと見て
「こういう感じなんだ」と半透明の帯や正方形の形に触れると
「装丁をせきしろさんはタッチしてないんですか?」と聞かれせきしろさんがしたのはイラストレーターの指定のみ。
「死後くんっていう若いイラストレーターに頼んで…」
せきしろさんのPOPEYEの連載で挿絵を描いている方ですね。
「いくつくらいの方なんですかね」
「死後っていうくらいだから…」ww
本当、いくつくらいの方なんでしょうね。(わからずじまい)

本の装丁もそんな感じだから本の中身もリリースしたらしっぱなしで中身を見ていないというせきしろさん。
A「見てないんですか?『せきしろのバカ』って書いてありましたよ!」ww
出た本とは疎遠になるという独特の言い方をするせきしろさん。そこからテレビに出た自分を見れるかという話。
尾関→見たくない 高橋→見たくない
高佐→見たくない、吐きそうになる、でも見ないといけない時はこれは自分ではないと思いながら見る。
A→バラエティはそこまで見たくないけど好きなのは見る。あとお芝居をした時は見る。
「こうきたか、こういうアングルか…とかぁ」と言ったあとお客さんに
通じてなかったと思ったのか「ウソです!」とすぐに訂正するAさんがかわいらしい。

結局自分を見るのはあまり好きじゃないユーモア軍団の面々。「でも木村くんと一緒の時のは見るよ」「安心するから」と言うせきしろさんが良い。



みんな本は読んだ?とお客さんと演者に確認。演者は全員読んだのに「俺今日ドトールでめっちゃ笑いながら読みました!」という不用意な一言で尾関さんだけ今日急いで読んだ疑惑が浮上。尾関さんらしいなぁ。お客さんはバラバラなのでオチとか芯を喰った内容は触れないことに。
A「オチみんな知らんの?『犯人はヤス』っていう…」w
爆笑する演者とお客。類は友を呼んだ。

本がおもしろかったというAさんに「おもしろかった?」と確認するように尋ねるせきしろさん。「おもしろかった!腹筋切れた!」wその一方で途中込み上げてくるシーンもありこれはアカンと思い
A「(本を一旦閉じて)おもしろい漫画読んでた!」
せ「やくみつるでしょ?」ww
A「腹筋2回切れた!」
二人のこういう共通感覚が見える会話、好きだなぁ。

高橋さんが『下着を並べてキャラクターの絵が出来上がる』件について
「あれは(何マス目になんの色とか)ちゃんとやったんですか?」
「あれは校正の人がOKって言ったから」大丈夫だと思ったせきしろさん。
これ、私やってみました。ちゃんとなりました。(だからなんだってことはありませんが)



主人公にモデルはいるのか?
せ「チャールズブロンソンとか」無人島には似合うってだけw

主人公は自分のこともあるし、身近ないろいろな人もイメージしている。自分はせきしろさんをイメージして読んだという尾関さんに
せ「リチャードギアでしょ?」w
A「HACHI!でしょ?」ww
高橋「リチャードギア(文中に)出てましたよね?」

あと『たぬき』って出てきましたよね、あれせきしろさんぽいと思ったんですけど…と高橋さんが言いかけると「タヌキ?タスキなら出てたと思うんですけど…」と高佐さん。本を持ってるお客さんも確認してやっぱりタスキと判明。
高橋「あれ、目も噛んでるのかな…」
せ「目が噛むのはピーナッツだけ!」
ドラえもん大好きおじさんが多いユーモア軍団。



結局この本はせきしろオールスターみたいなものだというと
A「出てないは…カイワレくらい」せきしろさん大好きカイワレ事件。
出したところで菅さんのことどうやって説明すんねん!とAさん。本当にね。

高佐さんは週刊大衆が一番好きなのは誰だ選手権のとこが好き。「腹がよじれました」「よじれて戻すのが大変でした!」おもしろくてどうなった大喜利みたいになってきた。さらに高橋さんが「僕も鼻から小腸が…」と言ってみるもお客さんにあまり響かず。それを「俺も笑いながら書いてた」とフォローするお優しいせきしろさん。
A「(笑いながら書いてたって)それ、一番おもんないやつのパターン」
Aさんは鋭いなぁ。

せきしろさんの本は章が細かくトリックが二転三転する。「氷が凶器!」「サウナで殺したんだよね」トリックと聞いて嬉々として初歩的なミステリーのトリックを例に出す
せきしろさんがミステリーに目覚めたばかりの子供のようで楽しい。

尾関さんは自転車に乗っていた主婦が落としたものがおもしろかったと。
尾「ドトールで超笑って!」でも今日読んだんだろ?とみんなが引っかかるもその話をする尾関さんはとても楽しそうでした。



週刊大衆に言葉を足してイメージを変えていく章がすごい。まるで大喜利の教科書のよう。「勉強になりますよね」と真剣に言う高佐さんに「高佐が一番良い読者だ!」とせきしろさん、さらに
せ「高佐とファンが一番良い読者!」
A「でも本には(高佐の)名前が出てないから(ファンは怒るかも)」
せ「でも横にして読んでみると高佐という文字が…」
高佐「ウソ!!!!」
高橋「でた!高佐のマジメなとこ!!」(超嬉しそう)

せきしろ×バ吾A二人会以降高佐さんの熱心なファンのことをいろいろ言うのが好きなご様子。今日も高佐さんが「僕のファンにそんなおかしな人いないですから」と釘を刺していました。高佐さんが反論するまでがセットだと思ってます。



せきしろさんは最近はハロプロだけではなくジャニーズも見に行ったりしてるから主人公はジャニーズの人がモデルかもとAさん。
TOKIOの松岡…とか?」とせきしろさん。なぜ?
「無人島行きそうでしょ?」DASH村だ。

ジャニーズをこのメンバーで例えると高佐さんだけカミセン。あとはトニセン。



せきしろさんの本は本当に面白かった。
せきしろさんが書いたってことをいったん忘れて読んだけど笑いました!」と尾関さん。しかし「でもさっき主人公をせきしろさんに見立てて読んだって…」と高佐さんに指摘されて、焦りながら言い訳をする尾関さん。今日はもう何を言っても無駄だよ、高橋さんが言った瞬間
「本のことはもういい!」死んじゃう!とせきしろさんww
A「今日も僕、本を読もうとしたんですよ!」
お!取り乱したせきしろさんをAさんがなんとかしてくれるか?
「でもヤギに食べられた!」w「飼ってるヤギのメー太郎が!」ww

個人的にヤギのメー太郎本日TOP5に入る名シーン。



キングオブコントの話。
今回KOCのギース紹介VTRで流れた箇所がせきしろさんたちと一緒のイベントのものだったので、気になったことがあるせきしろさん。

せ「なんで使われたのが高佐が裸のとこなの?」みんなが思ってたやつ!てっきり引きの絵でみんなでライブをやっているとこが映るかと思ったせきしろさん。(さすがユーモア軍団のお母さん、家族思い)片やアメトーークカープ芸人として地上波の番組に出ていて片や新宿の地下のライブで(せきしろさん曰く前衛的な)ダンス。
舞台裏にいるため流れたVTRが見れなかった高佐さん。帰って見て「なんなんだろう…」と思ったそうです。その時茶番を一緒に演じていたハリザコさんも映ったらこれがコンビなのかなと勘違いするかもとAさん。それはそれで面白い。
尾「ウチの子供が『なんで高佐は裸なの?』って」w
高橋「高佐七番勝負だよって言ってあげなよ」ww
高佐さんのためにも…。



この本は青春の一冊だというAさん。「もう45ですよ」5人中3人が45になる。
A「ばかやろう!まだ始まってもいねぇよ!」どこかで聞いたセリフだ。
高橋「あ、ビート吾郎!」w
せ「でもそれ、ビートたけしのセリフじゃない」ww

本の話はこれでおしまい。



続いて読書スタディ。

それぞれが好きな本を客席から志願した人にプレゼンして一番を決めてもらう、いつものスタディゲーム。ラブスタディでいうチョイスシンデレラ、読書スタディでは読書シンデレラという呼び方、略して読シン。

しかし、中々志願者が出ない引っ込み思案なユーモアイベントのお客さん。
A「(手を上げないと)A先生の尻文字コーナーが始まりますよ!」ww

ミステリーが好きだという読シン決定後、じゃんけんで順番決め。勝ったAさんから時計回り、と思いきや、Aさんが全員の順番を決めるという変な流れ。
A「いちばん〜読書ぉ高佐ぁ」高橋「ウグイスA!」
なぜかウグイス嬢のようにコールしたAさん。面白いおじさんだなぁ。

一番は高佐さん。本を出すのにカバンを漁りなぜか
高佐「靴べらが入ってる」w
せ「力道山みたい!」ww
これはさすがにAさんしかフォロー出来ていなかったです。

高佐さんオススメは筒井康隆の『ロートレック荘殺人事件』賛否両論ある手法だけど自分は好き、とにかくラストがすごいというプレゼンに「最後だけは読みたい」とせきしろさんが言うと
高佐「ミステリーは最後から読んではいけないとチャゲアスも言ってる!」
『僕はこの瞳で嘘をつく』だ。

高佐さんプレゼン終了。最初だけど見事なプレゼン力に「さすが読書切り込み隊長!」とAさんからお褒めの言葉が!


高橋「次は私、読書篠塚が…」A「篠塚って女好きってこと?」ww
2番バッター篠塚和典とかわかんないっす!

高橋さんがプレゼンしたのは『旬の食材』春夏秋冬全4冊!内容はその名の通り旬の食材が全カラーで紹介。釣り好き貝好き魚好きの高橋さんにはたまらない四冊。熱く説明しまくる高橋さんに一番食いついていたのは意外にもAさん。ページをパラパラとめくり、「これ…ええなぁ…」しみじみすぎwwさらに「シンデレラ!これさぁ!!」と読シンに向かってページを広げて見せたり、「ホッケのすり身揚げとかある?」と大興奮!読書シンデレラがAさんだったらよかったのに!
高佐「シンデレラはガラスのメガネをかけている…!」w
Aスタディだったらきっと高橋さんが優勝してた。

途中、魚の断面図や切り身が掲載されているページを指差して「誰がこのサバをさばいたのか!」とミステリー好きの読シンに合わせて殺人事件風に高橋さんがプレゼンすると「どうでもいいわ!」と絶妙なタイミングで高佐さんのツッコミが入り本当に腹筋切れるんじゃないかっていうくらい大爆笑するAさんというシーンがあったことをお知らせしておきますね。


Aさんは『VTJ前夜の中井祐樹』という本の『超二流と呼ばれた柔道家』増田俊也さんの章を。伝説の背負い投げの習得、古賀選手との戦いを熱を帯びて話すAさん。すごく聞き応えのあるプレゼンでした。

伝説の選手の物語のプレゼンを終えたAさん。
A「俺も伝説のギャグができあがる!」
A「あの客がくすっとした…」w
高橋「もう期待できない感じ」ww


尾関さんは『シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官』という川瀬七緒さんの本をプレゼン。屍体に沸いた虫で死後経過を判断するなど、昆虫を捜査材料にする法医昆虫学捜査のミステリー。グロいけどすぐにでも映画化できそう。
尾「竹内結子あたりがやってくれるかと」なんとなくわかる。

本を手にとってパラパラめくる高佐さんが何かに気がついた様子。
高佐「本に血がついてるんだけど」よく見たら本の側面に赤いものが付着しているのが見えて、少し緊張感が走る客席に
尾「あ、これ、子供の落書き」かわいい!!

主人公に決め台詞とかはあるのかという話に。
A「私が犯罪界のファーブルよ!」w
高橋「1ページ目それだったら破り捨てたくなる…」ww
せ「その事件、標本完了!」www
どんどん勝手に決め台詞が誕生してる!!


最後はせきしろさん。
久保田篤のマンションの本を持ってこようと思ったんだけど…」と言いながら取り出したのは川崎洋さんの『こどもの詩』。全然違う!読売新聞で連載されている子供が書いた詩をまとめたもの。
「これ、最初こどもはバカだなーって思いながら読んでたんだけど」44歳になったらもう読めないとせきしろさん。なんで?
「読んでると泣きそうになる」意外な答えが返ってきた!
一旦ページを開いて読んでみようとすると「あ、ダメだ」と言いながらすぐ閉じてしまうせきしろさん。試しに同い年のAさん高橋さんも読んでみようとすると「これは、ダメです!」とすぐに本を閉じてしまう。
さらに娘さんがいる尾関さんも「ヤバいです」と涙腺に訴えかけてくる本をみんなすぐ閉じてしまいます。最後は高佐さんに託してみる。
せ「カミセンは大丈夫じゃないかな」そうだ高佐さんだけカミセンだった。しかしページをパラパラ見て暫くして「あ、ダメですわー」
こどもの詩に全滅のおじさんたち。あまりの読めなさに
「全部(鬼ヶ島の)野田が書いたってことにしたら読めるかも」と高橋さんが提案してみるも
「それでもダメ!」とAさんとせきしろさんに強く否定されてしまいました。
「それでもダメ!」の2人のシンクロ率がすごかったな。


全員のプレゼン終了。全員一回だけなら本を変えられるというルール。尾関さんだけ変えたほうが盛り上がるかな?と迷って場を読んでる様子。
尾「今、どういう空気ですか?」と試しにAさん聞いてみると
A「俺は旬の食材できゅっと一杯いきたい」そっちwww
高橋「これがかわいい女性だったらなー」のんき。


勝者はせきしろさん。
「やった!」と喜ぶせきしろさん。かわいい。
高橋「久しぶりに聞いたね、大人の『やった!』」本当だ。




1戦目が終わって「それこそブックオフ!!」と言いながら本を引っ込めるAさん。 私はこういう一見くだらないことをパッと言えるAさんが大好きなんですよ!




二戦目は高橋さんから。
読書シンデレラは児童文学好きとのこと。「児童文学か…」と言いながら漁る鞄の中の用意されたたくさんの本に驚く演者の皆さん。
「よく考えたら旬の食材の本も1冊でよかったですよね」と高佐さん。高橋さんの無駄に気づいてしまったなぁ。

高橋さんのプレゼン本は前川つかささんの「大東京ビンボー生活マニュアル」。
朴訥とした青年が貧乏ながら食や日常を楽しむ様子を描いている漫画です。
尾関さんは「めっちゃ面白そう…」と興味津々。
貧乏話の哀愁さを叙情的に描く内容に「児童文学っぽくないですか?」と無理やり読シンの趣味に寄せる高橋さん。
「主人公が高橋さんとカブる」と高佐さん。
高橋「学生時代に多大なる影響を受けたから」滲み出ているんですね。

高橋さんは一旦読シンの趣味に寄せてプレゼンする傾向があるな。真面目なのか、勝ちたいのか、どちらかな?


Aさんのプレゼンは『グル名刺』著者はAさん。「俺が書いたの!!」「大変やったから読んで!」ww
本の協力者はタナカカツキさん。漫画は全編Aさんが描いたけど構図とかトーンはカツキさんがやってくれた。描いてくれた構図をそのままトレスしたら
「なぞったらダメですよ!」とちゃんと叱ってくれるカツキさん。

大阪に行った時本を頼りにご飯を食べに行きそれが美味しかったとせきしろさんと高橋さん。
高橋「金出せば食えるようなものは興味ないんですよ!」と言うも事務所の先輩がグルメ本を出していることをツッコまれて焦りながら「金ならいくらでもある!!」と虚しさしか残らない着地をしてしまった高橋さん。先輩批判になるところを辛うじて(?)免れました。


尾関さんは、菅原雅雪さんの『暁星記』という漫画をプレゼン。トーンを貼っていない、描き込みがとにかくすごい!帰って画像検索しましたけど、本当にすごい!現代版ナウシカ。8巻で完結。10巻以内で完結するのはありがたいですね。


四番手にせきしろさん。「漫画持ってきてたかな…」と言いながら探して出したのは『味覚一平』。誰も知らないという反応に「漫画好きには有名なグルメ漫画」と紹介するせきしろさん。ぱらぱらと見せながら「後半は違う漫画」おそらく打ち切られている。与えられた冷蔵庫の中身で勝負するという料理系バトル漫画、主人公に与えられた冷蔵庫は食材が何も入っていない!どうする?!という話だったと思います(味覚一平で検索したら内容に触れてる記事がありました)

逆境に奮闘する主人公の様を説明するせきしろさん。
せ「あつあつの冷蔵庫にして…」w
高橋「初めて聞いた単語!」ww

テコいれが入って少林寺の話になったり苦労が見える味覚一平。後半は『ニャンコでパニック!』という猫が女の子になる話。
「絵が細野不二雄に似ている」
「サンデーでやりたかった感じ」と分析するせきしろさん。
おもしろいなぁ。



最後は高佐さん。プレゼンは『なるほど知図帳』。毎年出ていて、その年のニュースや様々なデータや分析などが掲載。
尾「高橋さんみたい!」
高橋「人を悪の権化みたいにいうな!」ww

高佐さんは2011年版が好きなどその年によって内容は違って充実度はすごいけど高佐さんには一つ不満があるそう。
高佐「前半は内容が違うけど、後半の地図帳が毎年ほぼ同じで」
せ「まだソ連なの?」ww

様々な分野のTOP5が掲載されていて、「それを全部暗記とかしてぇ」とさらっと言う高佐さんに客席から軽く悲鳴が上がる。
「みんなが大好きな高佐が出た!」とそんなクレイジー高佐が誰より好きな高橋さんが言っていました。

Aさんが見ながら「すげぇ!」と大興奮!「宇宙開発センターが大阪にあんねんで!!」オジデレラも楽しそうで良かったです。

二戦目は漫画or地図。読書シンデレラが選んだのは高佐さんの『なるほど知図帳』
「ただ地図が好きなんです」と理由を述べる読シンに
高橋「容疑者の発言みたい!」w
せ「今は反省している」ww


一気にエンディング!!そして終了!


楽しいいいイベントでした。読書スタディまたやってほしい!