僕は空想しプランを立てる

お笑い用ブログ

チョップリン単独ライブ『銀座の昼』『銀座の夜』

チョップリンの単独ライブ銀座の昼と銀座の夜に行ってきました。
昼のゲストは夙川アトムさん。夜はキングオブコメディ

ゲストは今回トークで参加という形だったけど
チョップリン×ゲストの形態でコントライブやってくれないかな。

ホストの面接コント。
手ぶらで来てと言われたので上半身裸で胸に手で隠して来た手ブラの小宮君(小林)。
38年間引きこもっていた彼が1年でNo.1になると意気込む。すごく細いのに凄い腹筋の持ち主の小林さん。必死で乳首を見せないようにする姿が妙に可笑しい。
「50m8秒で走りますが、100mは12秒で走ります!」
「後半すげー追い込むなっ!」のやり取りが好き。

戦時中、竹ヤリで米軍戦闘機を落とそうと指導する軍人(小林)と
指導される青年(西野)のコント。

冒頭から「おかしいやろ!」と歯向かう西野さんに最初は強気だった小林さんが心折れていくやり取りが面白い。終盤小林さんが西野さんを肩車するシーンがあるんですが、昼は長めに肩車していた上に、組体操のサボテンのポーズまで強要するくらいだったのに、夜はすぐ西野さんを降ろしていました。「降ろすの早っ!」とお昼見た人は全員思ったに違いない。

張り込み。
犯人のようすを望遠鏡で見る先輩刑事(小林)のもとにアンパンと牛乳を買ってくる後輩刑事(西野)。手が放せないからと「アンパン」と言ったらアンパンを「牛乳」と言ったら牛乳を口に運んでくれと頼む先輩。先輩の指示が途中からおかしな事になる。

このコントでは小林さんの立ち位置が昼は最前のお客さんに食べてこぼれるパンが当たるほど舞台ギリギリに立ち、夜は西野さんの立ち位置に立ってしままう始末。
西野さんは昼は軽く小林さんの口にパンを運んでいましたが、夜はパンを小林さんの口に思いっきり押し付けていました。オチはまさかの下ネタ。

53歳のおっさん(小林)が「役者をやっている、
今度ライブをやるので来てくれ」と若いバイト仲間(西野)を
半ば強引に誘い、彼のソロライブを見に行く事になってしまう。
全身タイツで華麗(?)に舞い、5役に挑戦した芝居をしたり
微動だにしなかったり、スター気取りの口調の過去の自分の
質問にノリノリで答える自問自答のコーナーをしたりと
見に来て後悔しかしない演目に文句を足れる青年。
53歳用の白髪のかつらを用意しているのに昼は着用をせず。
「53歳やのに素で出て来てなんて言うやろと思ってたけど
お客さんが53って言ってそのまま納得してもうた」
と驚いていた西野さん。5役挑戦の部分は昼の方が好きだったな。

ホームレスの様な風貌のオッサン(小林)を載せた
タクシー運転手(西野)。オッサンが浮気している奥さんの
現場マンションに行き、現場に乗り込むコント。
現場に行くまでの小林さんの妙な喘ぎ声に似た独り言?
歌声?が不気味。トイレスッポンの件が好き。
西野さんのする妙なポーズも必見。


ここでゲストとトークのコーナー。
コントとコントの間にトークコーナー挟むなんて…


ある日自分の小指に赤い糸が見えるようになったサラリーマン
(西野)のコント。その相手は禿げ上がり、シャツもズボンから
思いっきり出ている冴えない上司(小林)。しかし一つ一つの行動に
ときめいてしまう部下。
ホイットニーヒューストンのボディーガードのテーマと共に西野さんが
ときめく様が可笑しい。それにしても今回既存の曲が使われまくり。
カメラもなかったしこれDVD化とかしないんだろうなー。


医者(西野)のもとに背中にコブが出来た青年(小林)を診て
医者は青年に「ラクダ化しています」と彼に告げる。そこから
彼らの希望と欲望が交差するというコント。
医者から「最終的に2こぶラクダになります」と告げられ
「人を乗せるのはいやだぁ!」と泣き崩れる様が可笑しい。
1コブで荷物を持つのはかまわないんだと。
ラクダ化するからだの変化を説明する小林さんが見所。
この設定が私の中で一番チョップリンぽいなぁと思いました。





おまけ。
幕間は西野さんの「会場の皆さんいかがお過ごしでしょうか」の
挨拶で始まる、小林さんのオリジナルアレンジ
クラリネット壊しちゃった」が暗転中の会場を包み込む。
地の底から響き渡るような歌い方が怖い、スゲー怖い。
その後は「大きなノッポの古時計」「走れ正直者」「ムーミン
パーマン」など他数曲歌っていました。
特にムーミンパーマンは名曲。
歌入れは寝転がりながらやったそうです。