僕は空想しプランを立てる

お笑い用ブログ

ユーモアフェス

ユーモアフェス@阿佐ヶ谷ロフト。夢のような時間でした。

ラブスタディ3軍戦。
企画の司会、バッファロー吾郎A先生登場。おもむろに「11月と言えば〜」とおもしろおかしく季節の話をする。後で分かりましたが、どうやらせきしろさんが書いた台本に「季節の話をする」という一言が添えられているようです。それを忠実にこなすA先生。前口上のような口調が楽しい。

ラブスタディは過去3回ほどやっているA先生考案のゲーム。プレイヤーそれぞれが女性が好きそうと思う言葉や物やシチュエーションや出来事等をカードに書き、会場から志願した女性1名が気に入った内容のカードを選んで勝敗を決めるゲームです。
その女性の事をこのゲームでは「チョイスシンデレラ」と呼んでいます。略してチョイシンです。チョイシンの趣味にクセがあると予想もつかない展開になったりします。

プレイヤーはラブスタディ未経験者の藤本・尾関・野田・関町。
既婚者が2人もいるし、関町さんは新婚なので期待大。奥さんに聞いた情報で頑張ると張り切っていた関町さんは、結果としてはラブポイントは取れなかったけど勝負カードで選ばれなかっただけだし、A先生も関町さんが出したカードが好きだと反応は上々。
「こんなとこバス停まるんだ」等の見慣れた日常の小さな発見シリーズはいいアプローチだと思いました。「弟のAVの隠し場所」の札は男兄弟がいない私はピンと来なかったけどチョイシンの方は凄く「分かる!」と反応してましたね。これは奥さん情報の賜物。

野田さんの縦書きなのに左から右へ文章を書くもんだから倒置法に見えてしまうとか、「うんぎゅ〜」(野田さん曰くギュと抱きしめるの意)と擬音で書いて会場の人達を混乱させたと思いきやチョイシンの方がまさかの「うんぎゅ〜」チョイス。更に「うんぎゅ〜」シチュエーションをチョイシンが膨らまし会場が納得するという、素人にお株を取られることにどことなく野田さんらしさを感じる展開もありました。
あと女性な好きな国として「インド」を出した野田さん。チョイシン無反応だったため「インドゼロ」という野田さんの呼び名が誕生しました。

尾関さん「人気あるでしょ?」ということで
『パンサー』の札が出たんだけど誰かが「こんなイベントに来ている人が…?」みたいなことを言って「セカンドラブ(次の1手)行きます!」となったのが面白かったな。尾関さんのチョイシンに選ばれた「火種を起こす事が出来る男」を始め野田さんからも多く見られた『○○する男』シリーズをまとめて並べたい。

藤本さんがラブポイントを取った「ピッコロとベジータの関係性」というDBネタは藤本さんならではの着眼点でした。



高佐面白タイム。
このゲーム司会の高佐さんももちろん冒頭11月の季節の話をしていました。

ユーモア軍団のラサール担当の高佐さんが考案した「アイムチキン」ゲーム。長嶋監督の名言が由来のタイトル。
『お題の有名人が言いそうな名言を考えてカードに書き有名人本人が言った言葉が含まれたカードを並べてその中から有名人が実際に言った名言を当てる(ベットする)』という名言ゲーム。本人の名言を当てるのも大事ですがいかに本人に寄せて皆を騙すかが重要なゲームです。

A先生・せきしろ・野田・高橋・尾関で行いました。名言の主がガッツさん、修造さん、オシオさん、竹原さん等癖のある人達ばかりです。

高佐さんが見栄えのいいチップを用意したので尾関さんが「1回何枚でも賭けていいの?」「チップ1枚5千円?」とギャンブル性を求め出したのが流石だなーと思いました。
名言を似せて考えるのは全員が上手く、チップを取って取られてして増やして盛り上がりました。ただ唯一「これ書いたのせきしろさんじゃん?」と分かる程度に軽く悪ふざけをしたせきしろさんだけがラスト勝負時は持ちチップが2枚に。しかし最終勝負まさかの本人名言当てと多くの名言騙しポイントを獲得し優勝をおさめる超カッコいい勝ち方をしていました。

途中野田さんの「ラサールって頭いいの?」発言にはビックリした…。

賭け事や借金云々のお金にまつわる話題が出た時の野田高橋の借金問答がおもしろい。
高「4万5千円早くかえせよ!」
野「あー!盛ったね!」
高「すみません、本当は4万円です」
どーでもいいよー。

ギースによる昔CMで共演した「やっぱ変だよ修造さん」の話も面白かったです。



ユーモアチャンネル出張版
ニコニコ動画で放送されているR藤本さんの番組の出張版。おもむろに11月と言えば〜と言う藤本さん、さすがに笑ってしまいます。

出演は藤本せきしろA先生関町。チャンネル内で企画されているゲームに興じていました。
ユーモアサイコロ
アントニオ猪木、にしおかすみこ、歌丸、焼魚定食)や
ギースを招いてのカンペ大喜利
笑点菅直人記者会見会場で出そうなカンペを考える)。
高橋さん野田さんを招いての蜷川灰皿カルタ大喜利
いずれも大喜利を見るにはとても贅沢なメンバー。
高橋さんの「当たりどころが悪いと死ぬよ」「遠投用」と野田さんの「一回跳ね返って自分にぶつかった事あるよ」が面白かったなー。



スラッシュバイルとは何か。

謎の会社スラッシュバイル。このパートは関町さんと社長の片山さん。SPゲストに南キャン山ちゃん、しずる村上さんを呼んでの濃いトークになりました。

私はスラッシュバイル主催のお笑いイベントによく行っています。
言語遊戯王を始め、不毛な議論、潜在意識、企画ナイト、共感百景、山里亮太の140、ユーモアナイト、田中が考え中、芸人遺産、沈黙VS爆笑丸蔵図軍団、芸人狼、ペア大喜利、スタモン…。 単発ものから回数を重ねているものまでいっぱい。多分他にも行ってると思います。

片山さんの経歴がまた凄い!
元は吉本社員で大阪で今田さんや南海キャンディーズ麒麟のマネージャー、東京ではしずるやハリセンボンを見出したやり手の社員だったという話を聞いてこれまで見てきたライブのメンツを思い出しては膝を叩きました。社員時代の他の話や企画してやったイベントの楽しさが切っ掛けで会社を辞める話まで色々な話が凄く熱いものでした。

トークの内容が熱すぎて
「皆さん阿佐ヶ谷の駅に着いた途端左脳が爆発するんですよね?」
と牽制するディープ話や敏腕マネーシャーとタレントの関係のエピソード、また、チケット即完売の山里亮太の140を0から考え出したのは片山さんだと言う話等、聞きごたえのある話ばかりでした。

山ちゃんが『スラッシュバイルのブレーン』と称するせきしろさん。
片山さんとはマネージャー業務前にやっていた渋谷公園通り劇場時代に出会ったそうです。バッファさんやせきしろさんは天久聖一さんと4人で『軟式空手』というイベントをやっていたそうですよ。すげぇメンツだな。

ブレーンとはよく言ったもので、私もせきしろさんが絡むイベントに行ってたらA先生がよく出ていてうれしかったり、山ちゃん超面白いじゃん!と唸ったりしつつ気がついたらあれ?スラッシュバイルってよく聞くなーと意識したくらいです。

せきしろさんと片山さんがいつだかのR-1予選の審査員をやることがあり
せきしろさんが『山ちゃん安心して。ネゴシックスには1万点つけるから』
って言うんですけど、その年ネゴ予選敗退でしたからね」1万点報われず。
せきしろさん下林も押してましたよね」と片山さん。元ジャンクション・現ファミリーレストランの下林さんですね。
せきしろさんって英語で何か言う人好きなんですよ」と山ちゃん。
「だってカッコいいでしょ?」というせきしろさんに
言語遊戯王のMCの時、始める時英語でかけ声してって頼まれてそれはやめましょうって必死で説得したんだから!」と山ちゃん。
「でもその精神は全部A先生がラブスタディゲームで引きついでいます」と言われ「うそ!!」と盛大に山ちゃんが驚いていました。
ラブスタディゲームは受け継ぎすぎて、いかにラブに絡めた横文字を言うかの勝負になっている一面もありますからね。
(ファーストラブ、セカンドラブ、ラブソルジャー、ラブコンティニュー…)
「そうだ!俺がやめようって言ってるのに横で木村さんが「それめっちゃおもろいですね〜」って言ってた!」いい話。話が思わぬ着地になりました。

山ちゃんが言ってた英語の部分ちゃんと言ってたんだけど忘れちゃったのが惜しい…。

今色々なイベントに一緒に出ているR藤本さんが言語遊戯王か落合記念館だかの召還獣が切っ掛けで大阪から東京に出てきたというのはシビれる話でしたね。「召還獣役だったら大阪にピッタリのやつがいる」と聞いたそうです。山ちゃんとRさんの出会いはそんなだったとは。

同じくライスはしずるやハリセンボンと同期だったようですが、目にかけてもらえ無かったという話をしたら片山さんに「え?そうですか?そうでしたか?」と謝られていました。今イベントに呼んでもらえるようになって良かったね。

関町さんと山ちゃん本当に似てたな…。
「ちょっとだけサイズが変わったマトリョーシカみたい」w
最近結婚した関町さんに「お前の結婚認めてないからな!」と荒ぶるも「さっきご祝儀くれたじゃないですか」と関町さんにばらされる山ちゃん。
関町さんのおなじみのあだ名「手芸部のブス」はスラッシュバイルのイベントで山ちゃんに名付けられたのが切っ掛け。(因に田所さんは北関東のゲーマー)
山「あだ名つけられてから街で毛糸もらったりしてたもんな」真に受けられた。
前田あっちゃん主演のドラマに関町さんが出た時も山ちゃんが関町さんをよろしくねと言ったおかげであっちゃんにも「手芸部のブスー!」と相手してもらえたと。
関「でもスタッフのみなさん聞き間違えたんでしょうね、俺の事「ジュネーブのブス」だと思ったみたいで…」スイスかー。

いやーでも本当に山ちゃん来て盛り上がった!
山ちゃんはしずる村上さんが途中参加で入ってきたとき「お前華あるな…」と卑屈めいた事を言ってましたけど、山ちゃんの華も話術も凄い!思い出を引き出して、それに絡めたエピソードを語り、自分の想いも乗せてエピソードに臨場感を出して行くその話術ね!グっと引きつけられたな!
熱い山ちゃんもだけどクールに進行する村上さんも素晴らしい。楽しい聞きごたえのあるトークでした。



深夜の部

逆スタディ。
司会はA先生。どうやら深夜は風刺を入れるという挨拶が課せられているようでした。

ラブスタディは芸人側が女性の好きそうなものを考え競うゲームですが、逆スタディはお客さんが演者が好きそうな事をカードに書いて投稿、芸人が無作為にカードを選び、それぞれを競わせて7回やって最終的に残ったカードが優勝というゲームです。
選ぶ人は藤本高佐尾関野田。それぞれの趣味嗜好を書いたり
(例えば藤本さん狙いの場合はドラゴンボールネタやセキセイインコ)、
男性が好きそうな恋のシチュエーション、マンガゲーム映画、芸人が好きそうな事
(「舞台袖に芸人がすずなり」や「545キロバトル」等)と幅広くて面白かったです。
高佐さんが深夜1時に「焼きおにぎり」という絶妙な夜食を引いた途端「焼きおにぎり」のカードがそのまま優勝してしまったり、最初から4.5戦目くらいまで「元レディースの長距離トラックの運転手」に心ときめかせていた尾関さんが「自動販売機の下の小銭」を引いた途端一気に心動かされてそのカードがそのまま優勝したりしました。
(因に焼きおにぎりと小銭のカードは同じ人が書いたものでした。凄い!)
藤本さんは「深海魚に詳しい」のカードをずっと押していたりとそれぞれの趣味嗜好が如実に出て面白かったです。『桑原VSとぐろ兄』のカードは会場がスゲー沸きましたね。いやー盛り上がりました!

2つのカードを選んでいる最中、ちょっと間があいた時にA先生がMCハマーの『U Can't Touch This』のパロディで「オーオーオオオー♪STOP!Lovetime!」と歌う流れが産まれて涙流して笑いました。逆スタディの間「ラブタイムお願いします」と言うと何度でもやってくれるのですが、何度聞いても衰えない面白さでした。A先生がお客に向かって「STOP!Lovetime!!」というとき少し恥ずかしそうにしているのがまたいい。



同級生トーク。
せきしろ・A先生・高橋の3人が同学年ということで同年代トーク。司会の関町さんとは干支が一回り違う。話も学生時代に見たドラマ映画バラエティアイドルや学生時代のエピソード、ファミコン登場前後のゲームの話、深夜ですから思春期特有の話…と盛りだくさんでした。私は関町さんとA先生達との間くらいの年代なのでまあまあ話は分かりました。ゲームセンターあらしとか奇面組とか。A先生の奇面組のサブキャラの名前が結構深いとこまで覚えていて感心してしまいました。草石成夫 (くさいし なりお)とか流石に覚えてないよ。

せきしろさんのお笑いでのヒーローはとんねるずだったという話や大阪で1年後に始まった夕ニャンおニャン子も凄かったがとんねるずのかっこよさに惹かれたというA先生の話も印象的ですね。

高橋さんは26歳から入っているから芸人を目指すには遅め。もちろんA先生とせきしろさんは知っていたと。
「僕バカサイ好きで、渋谷パルコにサイン会行きましたから」
サイン会途中でバカサイの3人が飽きてきて天久さんんが変なもこもこのイラストを描いて椎名さんも別なものを描いてせきしろさんが最後に天久さんのイラストの横に「フェイクファー」とか描いちゃうようなサイン回だったと高橋さん。「芸人初めて1年くらいの時に、渋谷公園通り劇場に行って天久さんとやっていたイベント見ましたもん」高橋さん、スラッシュバイルの話の時に出た『軟式空手』を見てたんですね。
「だからこうしてイベント一緒にできるなんて思ってもみなかったです。」
うん、いい話が聞けたなぁ。




ギャグラリートーナメント。
ユーモアフェス、夢のような時間と冒頭で言いましたが、一番夢のようだと思ったのはこの時間だったのではないでしょうか。午前3時頃?に行われたギャグラリーは『深夜独特の笑い』に溢れた一時でした。持ち時間は2分、将棋の時間計を使って時間内に
できるだけしりとり方式でギャグを順番に繰り出さなくてはならないストロングスタイルの対戦。舞台上の人が極限状態でギャグをひねり出して苦悩している様子にこちらの表情にも力が入りつつ、言葉をひねり出す時に産まれた変なリズムと言葉の組み合わせに爆笑したり、野田さんのマシンガンをぶっ放し「俺は頭がおかしい!」というギャグに大爆笑する異様でありながら楽しい時間でした。野田さんの極限状態で発揮されるギャグマシーンっぷりに驚いたな。

「大豆になってしまいました!」のA先生のギャグの後、高橋さんの「一大事!」の一言に爆笑した。あんなに焦って取り乱しているせきしろさんは初めて見たかも。後半まさかの「ナンチャン」押し。最後『ン』がつくからなかなかクリアできない。



リクエストカードゲーム。
過去ユーモア軍団イベントでやったカードゲームをもう一度。
1つめはコマネチゲーム。ポーズが描かれた絵柄と文章の組み合わせの妙を楽しむゲーム。
2つ目は志村後ろ!後ろ!ゲーム。志村さんの危険を阻止するゲーム両方とも見た事がありました。相変わらず面白かった。志村ゲームでは志村さんが危険に晒される度にお客が「あー!」「わー!」と大騒ぎし、危険を回避したら「おー!」と安堵の声を上げるという朝方近くにクレイジーな反応を見せておおいに盛り上がりました。カードゲームだっつーの。



夜深夜あわせての長丁場、最後は11月生まれのせきしろさんとA先生の誕生日のお祝いをしてシメました。おつかれさまでしたー。