僕は空想しプランを立てる

お笑い用ブログ

印籠の魅力にせまる

吉祥寺の曼荼羅での箕輪さんと又吉さんのイベント『シャウト!』行ってきました。照明がオレンジ色で雰囲気のいい古い喫茶店を思わせ、お客が60人というとてもゆったり心地のいいイベントでした。

 

 

箕輪さんと又吉さんは共通項が色々とあるということでイベントをやろうと思ったのはいいのだが、お互いのスケジュールを抑えてた結果「13日の金曜日」になったというどこまでも負の要素が取り巻く。「でも大安やねんで」又吉さんらしいフォローです。

ちなみに今回のシャウト!というタイトルは箕輪さんからかけ離れたことは何か?ということでついたそうです。又吉さんは関係ないのか。

「あと他には『箕輪次第』とかあったけど」

「すごいプレッシャーになるので嫌です」
でもその後箕輪さん発信のお題が大盛り上がりに。

テーマはいくつかありましたがそのなかでも印象に残っている話をレポします。

・お互いの印象
又吉さんは『後輩にお前に似ている奴がいる』と言われ会う前から箕輪さんに興味を持ったそうです。
「しかも『女』とかいうから絶対嘘や思った」と又吉さん。
で、実際逢ってみたら「なるほどな、って」納得されたそうです。

箕輪さんも「先輩にお前に似ている人がいる」と聞いていたと。当時から凄い強烈な雰囲気を醸し出していた事がわかりますね。

ちなみにこの死神キャラは板倉さん→又吉さん→箕輪さんときているそうです。板倉さんは暗いとは自分では思ってなかったけど又吉さんを見て『ああ、こういうことか』と思ってちょっと明るくなったたらしいです。いい話…ではないか。

・子供の頃
少なくとも小学生のころの性格は明るい、活発、などの今とは真逆の言葉で表現される子供だった2人。サッカーを箕輪さんは3.4年、又吉さんは10年やっていたそうです。
「小学校4年の時に司令塔任されたんですよ」と箕輪さん。マジっすか?
「でも声が小さいということですぐに外されましたけど」
「『あがれあがれ!』とか言うんですけど全然聞こえない」
『あがれあがれ!』って言ってる箕輪さんが既に面白い。

一方又吉さんも3年生まで明るいキャラだったのですが4年生頃に「こんなんちゃう。俺無理してる」と自分のキャラに疑問を抱き、クラス替えがあり昔の自分を知ってる友人が少なくなるにつれ、どんどん暗くなっていった、と。
「だから昔がそんなやから『俺いざとなればいつでも明るく振る舞える』って思っててんけど、やっぱやろうとしてももう無理やな」自分のキャラに疑問を抱く小学生ってなんかイヤだな。


・剣玉
箕輪さんはいつも鞄に剣玉を入れているほどの剣玉好き。その腕前はこの前のガキの使いでも披露していましたね。実は又吉さんも剣玉が得意。

「『もしかめ』だったらいくらでも出来る」ほどの腕前。なんという共通項。
剣玉の切っ掛けは二人とも児童学級。箕輪さんはそれからずっと剣玉をやり続け、暇しかなかった前の入院の時にスキルアップ。又吉さんは当時右ではもの足りなく、左でやるほどの腕前に。さらに児童学級の剣玉大会という1000人規模のイベントでオープニングアクトをつとめるほどだったそうです。凄いな!

「俺色んな事をその児童学級で学んだ」と又吉さん。
皆で缶蹴りしてて、先生に絶賛されるほどの作戦を思いつく。「その作戦考えたの誰や?」と先生に言われて「僕です」と言おうとしたら学年がいくつか上のサイトウ君が「僕です」と言ってしまい「褒められたいが為に言ったんかもしれんけど、当時俺には
その感情が全く理解でけへんかった」そっからサイトウ君に反撃を。
サイトウ君の言う事に嘘が多いと気づき、「それほんまなん?だったら今すぐやって貰おうや!」と皆の前で言いじわじわ追いつめて行ったそうです。
なんつーかサイトウ君が悪いのは否定しないけど、
「又吉さん死神って外見だけじゃないんじゃ…」と思わせるエピソードではありますね。


・印籠
印籠を話のテーマにするほど印籠が好きな箕輪さん。
「本当は4万8千円するんですが、オークションで安く買った」というご自慢の印籠写真集を片手にご満悦。イマイチピンときてない又吉さんと会場の皆さん。しかし「昔は位の高い人しか持てなかったけど段々町人にも流行るようになって…」から始まって
「昔は印鑑を入れてたんですが」「薬とかとちゃうの?」
「薬は後になってからで、元は印鑑が入っていて…」
「この印籠は木から猿が連なって川に手を入れている絵柄ですが当時、この猿の川の絵柄は人気があったんです。通常猿の手の先には川に月が映っていて「月を取ろう」としているはずですが、この図は柿を取ろうとしてるんです。要はこの印籠の絵柄は『さるかに合戦』を描いているんです」などと話して行くうちに会場も「へー」と感嘆の声が上がり、又吉さんも「おもろいな」「かっこええやん」「タモリ倶楽部に企画持っていたったらええやん。すぐ採用してもらえるで」というほど興味を持たれたようです。

洋服が日本に入ってきたからポケットもあるし、帯に引っ掛ける物であった印籠が外国人の土産物として売れまくって、現物は日本にほとんどないとか、当時から根付けとしてドクロが人気があったとか言う話も面白かったー!

・吉祥寺
箕輪さんは地元、又吉さんは住んで10年以上というくらい吉祥寺にはゆかりが深く「吉祥寺でライブが出来るなんて!」と喜んでいました。「俺、箕輪が散歩してるしてるとこよー見るで」と又吉さん。ヘッドホンに下を向きながらの早足なので声はかけられないそうです。「色々言われるから大変やねんな」。

「私が見た又吉さんは下駄に作務衣みたいな服で夏なのにでっかいヘッドホンしてて、又吉さんとは知らず「なんだこの人」と見てしまって…」。
古いアパートが好きな2人。外観をじっと見つめる箕輪さんを又吉さんが発見したり、箕輪さんが気になった物件があったので、ちょっと見ていたらポストに書いてある「又吉」という文字が目に入り「ここ住んでるのか!」と驚いたりと色々共通エピソードが出てきました。
又吉さんの知り合いの喫茶店に箕輪さんがよく来るのはいいんだけど、雨漏りがする席に雨の日「あ、大丈夫です」と言って雨に打たれながらコーヒー飲んでた話とかすごかったなー。本当は箕輪さん死神やのーて河童じゃなかろうか。

・シャウト!
最後に2人ともシャウトをして何ホーンか計測することに。
言う言葉はお互いが「これは言わないだろう」と思うことを紙に書いて封筒から引く事に。
又吉さんは
サイゼリア行く人この指とーまれ!」や織田裕二の歌の一節(凄く恥ずかしがっていた)など比較的テンション高めのセリフ。
箕輪さんは
「2次会行く人ー!」「こーろーせ!こーろーせ!」「先輩だぞ!」など高圧的だったり、先導する立場の人が言うセリフを言わされていました。
結果又吉さんの「here we go!」が工場とほぼ同じホーン数を出し勝利していました。

「これどんな時言うねん!」

因に、シャウトするお題の紙をコンビニでコピーしたようで、後ろで待っていた学生に「殺せ!殺せ!殺せ!」の文字を見られてビビられたそうです。コピーしてたのが背のデカイせきしろさんだから余計に恐い。



曼荼羅初めて行きましたが小さいライブハウスと言った感じです。本当にここでスカパラこけら落としやったのか?やった時期もデカメロン直後あたりだったらしいので人気もハンパないしむちゃくちゃ入れてやったと聞いております。恐ろしい。

壁にリトルビットのレコードの裏面が飾ってありましたよ。
青木さんがドレッドのヤツ。