僕は空想しプランを立てる

お笑い用ブログ

そこで黄金のキッス

うん、いいタイトルですね。
『そこで黄金のキッス』。
古館さんにプロレス実況の感じで一度読んでもらいたい。

「お~と!そこで黄金のキッス!!」

みたいな。

 

 

内容はWOWOWでの放送やDVDになる映像で見た方が絶対にいいだろうから、ここでは書きません。(というか、どう書いたらいいのか分かりません)とりあえず生で見る前と見た後の変化を書いてみようかと。

シティボーイズをDVDで見るたびに思う事があるんです。斉木しげるは今世間的に評価されるべきじゃないかしらということです。

高田純次に対する「いいかげんだな~」と云う言葉は飽きれを含みつつそこまで突き抜けてくれるとむしろ尊敬に値するというリスペクトの意味が強いですよね。同様に斉木さんに対して「好き放題やるな~」という言葉でリスペクトされても可笑しくないんじゃないかしら、と思っているんです。いや、いたんです。過去形です。

昨日のライブを見て思ったんですけど、斉木さんの「好き放題やっているのが面白い」というのは斉木さん単体だけではダメで、舞台途中でもミスを重ねた斉木さんを容赦なく叱りつける大竹さんが、そして人のミスを楽しそうにイジるきたろうさんがいてこそ斉木さんの「好き放題」が生きるんだなぁと思いましたよ。3人揃ってシティボーイズ、どうぞよろしく。

シティボーイズという人たちは知っているけど、あの3人がどんな役割で、どんなコントをしているかは知っている人は名前の知名度よりは低いと思います。
(私も最近までそうでした)
今回の劇場は新国立劇場。芸人がコントをやるような場所ではないところで9日間。客の層も幅広くそして来ている花がとにかく多く、今テレビで見ない日はないくらいの中堅若手芸人からも多数。還暦なのにここまで注目されてる理由はやはり「一見の価値があるから」。やたらとテンションの高い斉木さんも、ちょこんと居るなっと思ったら実はスゴいスパイス的存在のきたろうさんも、他の演者がミスしたりアドリブを入れたとしてもお客が求めてるここぞという時にツッコミをかます大竹さんも全てが一見の価値有り。

今回の音楽はカジヒデキさん。イヤミじゃない程度に洒落てたし(これは私が勝手にカジさんを過剰に洒落者音楽家だと思い込んでるせいです。すんません)、コントタイトルのビジュアルもシンプルながらも色使いとフォントが気持ちいいデザインでしたね。

シティボーイズはカッコイイ。芸人さんが「年とってそれこそ還暦過ぎて漫才やコントをやるなんて、こんなカッコいい事はないと思う」と発言してる例は少なくないと思うんだけど、それをシティボーイズは体現してるんじゃないかなと思います。

本当にステキですよ、シティボーイズ。劇場で見ると少々お高いのでまずはDVDから。真空管大運動会とか見やすいと思います。



エンディングで「今日の事は誰にも話さないように!」って大竹さんが言っていたけど、多分色々出来がマズかったんだろうなー。DVDでたら見比べてみたい。

あと、中村有志さんが好きです。