M-1グランプリ2008の話をしようじゃないですか。

しましょうそうしましょう

今回はM-1の雰囲気に飲まれて力が発揮出来てないのか？ もしくはネタのチョイスの問題かしら？と思う事が多かったです。

決勝3組はもちろん納得。他の芸人さんは面白いけどノリきれていない 感じがしました。カウスさんのキンコンに云っていた「ハートがついて行っていない」というのは凄く納得する。 心意気は感じるけど大会とシンクロしてない感じがしました。
（でも点数はちょい厳しい気もするなぁ）

M-1は出ている芸人が真剣だということがビシビシ伝わって来るので おのずとドラマ性を感じてしまうんです。それは笑いに必要か と問われたらよく分かりませんが、芸人が真剣に注目される賞レース だからこそ、ドラマ性はあってもいいと私は考えてますよ。 もはやアレはエンターテイメントだと捉えてますからむしろあった方がいいとさえ思います。 去年のサンドさんは面白さはもちろんドラマ性もあったので
あれだけ盛り上がったと思うんです。
2007年大会は面白かったもんなー未だに思うのもそれもあってのこと。 今回深夜にやっていた事前がトーク形式だったのには 少々盛り上がりは減。ドキュメンタリータッチにしてほしかったな。 ノンスタが大阪では大人気だけど東京では0から スタートとかの詳細とかあったら今大会もっと盛り上がったかも。
（でもショートネタ番組ちょいちょい見るからそこまで感情移入は出来ない）

今回は巧いなと思っても『爆発的』に面白いなと思う事が少なかったです。ナイツやU字工事は流石にうまい。 でも知っている以上のモノが見れなかったな、という。
でもね、この2組のこのスタイルの漫才を初めて見た時は 巧いのと面白いのが同列だったから、「知っている以上のモノ」 を見せてくれというのは凄くハードルが高いのは分かってます。 ハマれば相乗効果でそれ以上の結果が出せると思うのがM-1の凄いところ。M-1には何か居るんじゃないかなと思うんですよね。居るってなんだろう…。魔物的な何か？

ダイアンは本当にアレだ、エンジンかかるの遅かった。 最後の方の力が最初の責めて1分で出てたらよかったのに！ サンタクロースを知らないという時点でちょっと無理のあるボケ のように思えたから、本当に知らないというボケを長くしたら それは少し見てる側がいつまでたっても違和感を感じるワケで。 10分やってもいいのであればあのくらい引っ張っぱってもいいのだけど。 最初以外は凄い良かった！トップバッターじゃなかったら もっと世間にいい印象が残ったんじゃないかなーと。
ダイアンはいつもお野菜ネタで絶対笑ってしまうなぁ。 去年はおナス、今年は長ネギ。

飯は「今回は自分らのスタイルをチャカしたネタをしていた」 みたいなこと云ってましたが、スタイルチャカしたのはよかったですが、全体的にちょっと弱く感じました。そろそろ 2002、2003年の飯が重くのしかかって来てるような気も…。
しっかりWボケをやるスタイルは本人的にダメなのかな？ それとも近年Wボケだけど自由すぎやしないか？という印象を与えて壊して模索して、そんで原点回避した上で
当初よりパワーアップしたWボケの飯を…という長期計画だとしたら恐ろしいとさえ思うんだけど。でも今回の飯は決勝に行くかと思っていたので、決勝のネタに ものスゲー期待しました。今まで以上にしたのに超残念。
決勝ネタを見たいと強く思ったのは飯だけだったのに。 「ちょっと弱いかな」と思ってはいてもこれは決勝の前フリなんじゃないかなと思ったから決勝ではどんだけスゲーことすんだよって云う。しかし、西田さんの暫定ボックスを去る一言はいつでも秀逸ですなぁ。

自分のなかで面白いと思うものと、 「これは優勝するな」と思うものは違うという見方は あんまりしたくなんですが。
ノンスタイルは「これは優勝するな」と思うほど スピーディでテンポ良し、ネタの内容もクリアーなんだけどなんでだろう、やっぱり好きになれない。
漫才が凄くライトに感じるからかな。 好みの問題ですね。

私はショートネタで見るオードリーがあまり好きではなかったんですが 今回見て好きになりました。春日というキャラが凄く受け付けなかったのに 今回で大丈夫になりました。選挙演説のネタの演説会場に 春日が混ざってるのとか面白かったなー。 ネタ1本目のハイタッチの部分に上戸彩ちゃんの顔が 抜かれたのは残念。スタッフのバカ！！

敗者復活でオードリーに決まり、 スタジオ戻ったときに放った春日調の「ウィ」という
上戸彩ちゃんの第一声が好きでした。

今年はオードリーの1本目に鳥肌が立ちました。 あとは決勝に行けなかった人たちに何か印象残るネタが あればいいと思いました。 折角初物揃いだったからね。下位だったけどやっぱりモンスターエンジンと ダイアンは好きな感じなんですよね。
ザ・パンチは事故にあったような気がしました。緊張さえしなければ、っていう。